三菱化学は11月26日、茨城・神栖市にある鹿島事業所のプロピレン製造設備装置(OLEFINS Conversion Unit)が稼動したと発表した。
国内コンビナート競争力強化策の一環として工事を進めていた。需要の拡大が見込まれるプロピレンの自製率の向上を図ることができるとともに、グループ企業である日本ポリプロが9月に稼動を開始したポリプロピレン製造設備へのプロピレン供給が可能となる。同装置により、ナフサクラッカーで生成したエチレンとブテン類を触媒によりプロピレンに転換する。
増強分の年間生産能力は15万トン。