サンユウは12月3日、熊本県に設立した完全子会社、サンユウ九州の稼動時期を2010年末にすると発表した。2月に稼動開始の延期を表明しており、今回事業に一定の見通しを得たため2010年初頭に着工するとしている。
サンユウ九州は九州の自動車産業の集積で増大するCH線、磨棒鋼の需要を捕捉するために設立され、冷間圧造用鋼線と磨棒鋼の製造・加工・販売を行う予定だった。
総投資額は約22億円で、予定生産能力は約4万トン／年。当初、稼動開始は今年度下期を見込んでおり、従業員数も約15名でスタートする予定だったが、自動車業界の生産調整・在庫調整で需要が急減。いったん稼動開始を延期していた。
