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マンハッタン・アソシエイツ・インク/中国大手3PLにサービス提供

2009年12月18日/国際

マンハッタン・アソシエイツ・インクは12月18日、中国の大手3PL事業者である頂通物流の物流網全域にManhattan SCALETM (Supply Chain Architected for Logistics Execution) を展開するプロジェクトの第一フェーズが完了したと発表した。

第一フェーズの完了により、中国全土の頂通物流センター (DC) 58拠点のうち、31拠点でマンハッタン・ソリューションの導入が完了したことになる。物流センターにおいては、すでに業務効率化の面で効果があり、大幅なコスト削減を実現した。

頂通物流は1998年に頂新国際集団の出資を受けて設立された、中国の3PL事業者として最大規模の企業。大規模な輸送・倉庫インフラを活用し、中国では物流センター58拠点の物流センターを運営しており、総延床面積は33万㎡を超えている。

2004年に頂通物流の姉妹会社、康師傅 (カンシーフ) 控股有限公司と伊藤忠商事の間で戦略的提携が結ばれたことにより、頂通物流は康師傅向け食品・飲料サプライチェーン事業の運営のほか、荷主企業に向けたサービスを提供できるようになった。

現在では、アジア太平洋、ヨーロッパ、日本、北米の化粧品、家電、衣料、工業機器に至る200社以上の荷主企業に対して、中国国内向けの物流サービスを提供している。頂通物流では、5万6000点以上のSKU を荷主企業ごとに異なるサービスレベルで管理し、毎日4000店以上の小売店に55万を超えるケースを出荷している。

企業のサプライチェーンの運営は自社開発システムに頼ってきた。従来のテクノロジーの柔軟性が十分ではなかったため、急速な事業拡大に適応できなかった。頂通物流がマンハッタン・アソシエイツを選択した理由は、荷主企業と同社双方の目標を理解していたことが挙げられる。

「Manhattan SCALEを導入してから、単一のオーダーに至るまで可視化され、業務効率が向上し荷主企業に対するサービスレベルが改善され、物流機能を一元管理してコントロールできるようになった。Manhattan SCALE ソリューションはパラメータによる設定が可能で、柔軟性が高いという特長がある。

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