日野自動車は12月25日、アスベストが含有されていたとして、すでに販売済みの補給用部品の回収を行うと発表した。
労働安全衛生法施行令で、アスベスト含有重量0.1%超の物質の製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されている。
同社は2006年9月の同法施行に向けて、2005年10月から対策委員会を立ち上げて、生産車や補給用の部品についてノンアスベストへの切り替えを完了した。旧品在庫の管理などに不備があり、2006年9月以降もアスベストを含有した補給用部品が国内販売会社を通じて、販売されていたことがこのほど判明した。
販売した部品については、販売先を特定しており、販売先と連携してすみやかに回収・廃却を進めていく考えだ。販売会社の在庫部品はすでにすべて回収しており、ただちに廃却する。
2006年9月以降に販売した部品は、ガスケットなど1360個、ブレーキライニング2品番3セット(12個)。