日本製紙グループの四国コカ・コーラボトリングは1月13日、子会社である四国コカ・コーラプロダクツ小松第二工場のペットボトル飲料充填ラインを拡充し、同工場に物流倉庫増設を決めた。
投資金額は合計約47億円で、2011年2月に完成し、翌3月から操業を開始する予定だ。
設備投資により、茶系飲料などのアセプティック充填が可能になるほか、容器サイズも小型(280ml)から大型(2000ml)まで多品種小ロットの対応ができるようになる。物流倉庫の増設で保管能力の向上と物流効率の改善を図る。
同社グループは第3次中期経営計画(2009年~2011年度)で紙以外の収益事業の強化育成を目標の一つに掲げている。昨年10月に100%子会社化した四国コカ・コーラボトリング社における今回の設備投資は同事業の一環となった。
アセプティック充填は、高温瞬間殺菌した飲料をあらかじめ殺菌された容器に無菌環境下で充填する方法。