出光興産は1月25日、千葉製油所内に設置を進めていたバイオマス燃料供給有限責任事業組合（JBSL）のバイオETBE輸入1次基地「JBSL千葉ターミナル」が完成したと発表した。
第1船が米国から到着し、受け入れを開始した。
JBSLが調達したバイオETBEの輸入船「CHEMWAYLARA号」（飯野海運運航）が千葉製油所に到着。バイオETBEは、ブラジル原産のさとうきびをバイオエタノールの原料として、米国ライオンデルケミカル社が製造した。積載した3万klのETBEは、タンクに保管した後、おもに東日本にあるバイオガソリン製造製油所に向けて2月初旬から出荷を開始する。
千葉製油所の設備をETBE輸入1次基地とするための契約をJBSLと2008年6月に締結したことにともなう事業。契約に基づき、JBSLが調達するバイオETBEの受け入れ、払い出し、保管業務を千葉製油所が受託して行う。
同基地のタンク容量は1基4万2910klで、契約期間は1月25日から2015年3月31日まで。
