新日本製鐵は2月9日、自社と中国の宝山鋼鉄株式有限公司、世界最大の鉄鋼メーカーであるアルセロール・ミタルの3社が合弁で上海市に設立した、宝鋼新日鐵自動車鋼板有限公司（略称BNA）の第3溶融亜鉛メッキラインが2月1日に稼動を開始したと発表した。
当初の予定より2か月稼動時期を前倒しし、新ラインは生産能力45万トン／年の高級自動車用メッキ鋼板を生産する設備で、現在の第1ラインと同じタイプ。
新ラインの稼働で、稼働中の第1ライン（45万トン／年）、第2ライン（35万トン／年）と合わせ、中国の高級自動車用鋼板の製造拠点としては最大規模となる125万トン／年の供給体制が構築されたことになる。
