新日本製鐵、宝山鋼鉄、アルセロールミタルの3社が合弁で上海市に設立した、中国初の本格的高級自動車鋼板供給基地であるBNA(宝鋼新日鐵自動車鋼板有限公司)は、第3溶融亜鉛メッキラインを、現行ラインの隣接地に新設を決めた。
新ラインは、現在の第1溶融亜鉛メッキラインと同タイプの最新ラインで、生産能力45万トン/年の自動車用高級メッキ鋼板を生産するもので、2010年の稼動を見込んでいる。
BNAは、2005年3月の立上げ以降、立上げほぼ1年で単月黒字化を達成し、2年目で単年度黒字を実現した。ことし9月には立上げ2年半で累損を一掃している。
新ラインの概要
名称:第3溶融亜鉛メッキライン(NO.3CGL)
生産能力:45万トン/年
投資額:約250億円
立地:現在のBNAの隣接地(宝鋼構内)
稼動開始時期:2010年目標