経済産業省通商政策局は2月23日、2010年度の「ロシア地域貿易投資促進事業費補助金のうちユーラシア産業投資ブリッジマスタープラン策定事業」の交付先を公募すると発表した。
ロシア政府が取組んでいるロシア国内の鉄道網整備の一環として、ロシア国内の物流網整備にかかる日本側の具体的協力事項について調査し、今後の協力のためのマスタープランを策定するもの。事業期間は2010年4月1日-2011年3月31日。
事業の概要は、調査事業を円滑に行うため、事前に現地の政府関係機関などと協議を行う。またその協議内容を踏まえ、鉄道沿線に多く存在する経済特区、資源開発地域への日本からの投資を促すために必要な施策、鉄道などの陸運のほか、海運、空運も含めた総合的な複合輸送から見た効率的な物流網、物流網にかかる企業のニーズなどを調査するもの。
調査結果を踏まえて、日露両国の協力のためのマスタープランを策定し、ロシア側へ提供する。経費は現地協議調整費、現地調査費、国内作業関係費とされ、補助金額の上限は894万円。公募は2月23日-3月12日の期間に受け付ける。
応募資格は日本国内の法人で、ロシアでの活動実績が長く、現地でも知名度があり、現地の政府関係機関などとも密接な協力関係にあることなど。
