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TNTエクスプレス/内閣府のシンポジウムに恵谷取締役がSCM課題提示

2010年03月15日/セミナー

ティエヌティエクスプレスは3月12日、11日に都内で開催された内閣府経済社会総合研究所のシンポジウム「サービス・イノベーションへの期待-理学は、実業の諸問題を解決出来るか-」に恵谷洋・取締役営業本部長が参加し、パネルディスカッションで流通に関する実際的な課題を提示して、他のパネリストと解決策を議論したと発表した。

恵谷取締役は、「パネル討論「現場X理学」現場サイドからの問題提起」に宮田啓友・楽天物流事業部物流事業長兼物流企画部長ら3名とともに参加。恵谷取締役はTNTの紹介後、製品の輸配送計画の最適化、サプライチェーン・ネットワークの全体最適化という課題を提示した。

他のパネリストからは、旅客機の貨物保管スペースの有効活用、中国で生産した製品を日本に輸入する場合の在庫ロケーションの最適化、ネットショッピングでの数万の加盟店のための物流機能整備などの課題が提示された。

また、SCMのモデルによる最適解は、目標・条件が変化しない間は有効 としても、環境変化が急速で激しい今は必ずしも有効な解とはならず、部分 最適であるとの認識が現場サイドから示され、理学サイドと共有された。

これに対し、理学サイドからは、必ずしも短期的な最適解でなくても、中長期的な視点から現場の課題解決に対応できる「準最適解」のようなものが 導き出せればその意義は大きく、それは理学アプローチで得ることができる のではないかという点が結論となった。

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