東芝ライテックは3月17日、CO2排出量の削減に貢献するため、東芝発祥事業の一つとして120年間にわたり継続してきた一般白熱電球の製造を中止すると発表した。
同社は2008年にCO2削減の取り組みの一環として、一般白熱電球の製造中止を当初の計画から1年前倒しし、3月17日に、鹿沼工場で製造している一般白熱電球103機種の製造を中止する。
試算によると、年間約2000万個（輸入分を含む）の白熱電球を出荷していた2008年に比べ、年間約43万ｔのCO2削減に貢献するとしている。
ミニクリプトン電球やハロゲンランプ、反射形電球など、現在のLED電球や電球形蛍光ランプに置き換えることが難しい特殊電球については当面製造を継続するが、今後もLED照明をはじめとした代替商品の開発を加速し、白熱電球からの置き換えを進めていく。
