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プロロジス/アジアの新規開発強化

2010年03月17日/物流施設

プロロジスの山田御酒プレジデント兼CEO(アジア担当)は3月16日、プロロジスが2010年中に世界で約7億~8億ドル(邦貨換算約630から720億円)規模の施設開発を世界で行うとの見通しを明らかにした。

このうち、約50%は日本などアジアでの案件になる模様で、3年後には北米66%、アジア13%、欧州21%となっている直接保有資産の比率を、北米50%、アジア20%、欧州30%とし、アジアと欧州の比率を高めるとしている。

従来の開発方針は、北米の物流施設などの資産には手をつけず、アジアなど他のマーケットで開発に着手していたが、今後は北米の資産を売却・流動化し、それで得た資金をアジアなどでの新規開発に充当する。また、約2.5億ドル(約225億円)規模の、施主の意向を反映して開発する1社専用のビルド・トゥ・スーツ(BTS)型物流施設の開発に向け、カスタマーと交渉している。

日本国内では、首都圏で最大規模となるマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク川島」(総事業費210億円)の開発に着手するほか、茨城県に「プロロジスパーク常総」(敷地面積3万3449㎡)の開発を計画中。

また、4月上旬にはキリン物流専用のBTS型物流施設「プロロジスパーク海老名」が完成し、全国で約26万㎡の取得済みの土地や今後新たに取得する土地にプロロジスパーク富谷2、プロロジスパーク大阪3などの新規案件を立ち上げる予定で、今後はBTS型施設の開発にも注力する。

このほか、2009年8月にパイプラインサポート協定書を締結した日本ロジスティクスファンド投資法人と今月初旬から「プロロジスパーク習志野3」の共同保有を開始し、プロパティマネジメントやリーシング業務などは引き続きプロロジスが担当する。

日本ロジスティクスファンド投資法人の資産運用会社、三井物産ロジスティクス・パートナーズなど三井物産グループとは、「三井物産は世界を股に掛けたビジネスを展開しており、今後同グループとの新規施設の共同開発も視野に入れている」(山田氏)と関係を強化する。

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