旭ダイヤモンド工業は3月19日、三重工場に新棟を12月の完成予定で建設すると発表した。
三重工場の敷地面積は12万7960㎡で、現在の工場棟は将来の受注増に対処するため増築が可能な設計となっている。
昨年竣工した千葉第2工場(床面積1万966㎡)の第3棟は、太陽光発電に使用される多結晶・単結晶シリコン、ネオジム磁石などの切断に使われる電着ダイヤモンドワイヤの専用工場として稼動した。第3棟は6月のフル稼働を目指し、設備の増強を図っているが、同社は太陽光発電の需要の高まりが強いと判断。
第3棟がフル稼働しても供給能力を上回る需要が予想されること、リスクの分散を考慮し、三重工場内での新棟の建設を決めたもので、投資額などの詳細は試算中。