伊藤忠商事と戸田工業は3月19日、米ミシガン州にリチウムイオン電池の主要部材正極材の生産・販売する合弁会社を設立し、さらにカナダオンタリオ州で正極材の原料を生産する戸田工業の子会社を合弁会社化することで基本合意したと発表した。
伊藤忠商事は戸田工業と電気自動車（EV）やハイブリッド車向けに需要の伸びが期待されるリチウムイオン電池の最先端材料の新工場を米国に建設し、電池メーカーへの供給拠点を構築する。、新工場も今春着工し、2011年1月に操業を開始する予定としている。
新工場の生産能力は4000トン／年で、総投資額約7000万ドル（約70億円）で建設し、米欧の電池メーカー向けに出荷を開始する予定。2015年までに段階的に生産規模を拡大し、電池正極材の生産能力を電気自動車換算で年産8万台に相当する規模にする。
