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東芝/ウラン製品取扱いの合弁会社を英国に設立

2010年03月24日/国際

東芝は3月24日、ウェスチングハウス社グループとウラン製品取扱に関する合弁会社を英国に設立すると発表した。4月1日から事業を開始する。

東芝は、原子力フロントエンド事業の体制整備に向けてカザフスタンのハラサン鉱山プロジェクトやカナダのウラニウム・ワン社のウラン権益を保有しており、同社のウラン権益事業とウェスチングハウス社グループのウラン製品取扱事業を一体化させた新会社を設立することによって、同社グループの原子力フロントエンド事業のサプライチェーン体制を総合的に強化し、国内外の顧客へウラン製品を提供していく。

新会社の名称は、「Advance Uranium Asset Management Ltd.」(A-UAM社)で、東芝が60%、ウェスチングハウス社グループが40%を出資する。A-UAM社は、原子力フロントエンド事業の一環である燃料成型加工前のウラン製品の販売、リース、輸送、備蓄、ウラン転換・濃縮役務の仲介業務を行う。

世界各国における電力需要の増大にともない、安定した電力供給と地球温暖化防止の観点から、CO2を排出しない原子力発電プラントの有効活用や新規建設が進められており、それに伴い新興国を中心に確実なウラン燃料の供給体制が求められている。

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