レンゴーは3月31日、金津製紙工場の設備廃棄と八潮工場の生産体制の正常化を決めた。
金津製紙工場では中しん原紙抄紙機の1号抄紙機(能力・約14万トン/年)を廃棄する。段ボール原紙の需要が一昨年比で90%前後となり、今後も急速な需要回復が見込めないため廃棄する。
このため、3月末に固定資産減損損失等の特別損失約8億円を計上する。その他の中しん原紙抄紙機の生産効率を高めて供給体制の強化を図る。
なお、この設備廃棄は業績予想には織り込み済みとしている。一方、八潮工場では紙管原紙の需要が回復基調にあるため、紙管原紙抄紙機の2号抄紙機(約2万8000トン/年)を増直し、5月をめどに現在の3直3交替から、以前の生産体制の4直3交替に戻す。