レンゴーは12月2日、30％を出資するタイのタイコンテナーズ・グループが11月30日、ベトナムの段ボールメーカーのニューアジア・インダストリーを買収する契約をニューアジア・インダストリーのオーナー企業、トップライフ香港と締結したと発表した。
買収総額は負債引受額も含めて約2300万ドル（邦貨換算約20億円）。最終的な買収は2か月以内に完了する見込み。
今回の買収で、レンゴー・TCGグループはベトナムで今年度に稼働した段ボール原紙を生産するビナクラフトペーパー（年産22万t）とニューアジア・インダストリーを連携させ、製紙から段ボールまでの一貫生産体制を構築する。
ニューアジア・インダストリーの生産能力は月産約700万㎡。レンゴーは今後、ニューアジア・インダストリーの本社所在地であるホーチミン市周辺のユーザーのほか、中国、タイ、シンガポールなどの段ボール工場、製紙工場とのシナジー効果でアジア諸国を中心とした海外での供給体制を強化する。
