石原東京都都知事、阿部川崎市長、林横浜市長は4月5日、国に対し京浜港を国際コンテナ戦略港湾として選定するよう連名で要請した。国際コンテナ戦略港湾の公募に東京港、川崎港、横浜港の京浜三港が共同で申請したことを受けたもの。
要請は、石原知事らが連名で署名した要請書を、村山寛司・東京都副知事らが長安豊・国土交通大臣政務官に提出する形で行った。
要請書では、2008年3月に京浜三港の連携強化のため東京都、川崎市、横浜市の3首長が基本合意に至ったこと、今後は国際競争に勝ち抜くため、3港によるポートオーソリティの設立を視野に入れ、連携により強力な京浜港を創るための施策展開を図ってきていることを挙げている。
さらに3港の港湾管理者やコンテナターミナルなどを管理運営する東京港埠頭、横浜港埠頭公社で構成する京浜港が選定されれば、日本の港湾の国際競争力を飛躍的に高めることができるとしている。