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SAP/サプライチェーンの化学物質情報管理支援ソリューションリリース

2010年04月07日/IT・機器

SAPジャパンは4月7日、化学や組立製造業界向け化学物質管理規制対応の新ソリューション、「SAP product and REACH compliance(エスエイピー・プロダクト・アンド・リーチコンプライアンス)」の日本語版をリリースすると発表した。

新製品は、物質・調剤メーカーから成形品メーカーまで一連のサプライチェーンにおける化学物質情報の収集・伝達を一元管理したり、製品含有物質がグローバル規制に準拠しているかなどの自動チェック機能を提供し、化学産業や組立製造業の法規制逸脱リスクの軽減と煩雑化する業務の効率化を図る。

物質・調剤メーカー向けでは、サプライチェーン下流の顧客企業から化学物質の用途情報と暴露情報を収集し、システムに自動的に格納。結果をサプライヤに伝達する。収集・伝達のステータスを一元管理するためのタスク管理機能や、回答を得られない場合の自動督促機能を提供することで、円滑な情報伝達を支援する。

各国・地域当局による化学物質の安全性や環境への影響に関する規制は厳格化しており、2007年から施行されたREACH規制に加え、各国・地域において同様の化学物質管理のための法規制の制定・施行が予定されている。

サプライヤから収集した化学物質情報を元に、製品に含まれる化学物質の種類や量、重量比%を自動で判別・計算するほか、グローバル規制情報や顧客各社が設定している調達仕様と含有物質条件を突合し、規制や顧客仕様逸脱を自動で判定するなど、あらゆる製品含有化学物質管理要件への対応を一元化する。

サプライヤから収集し、集計した情報を顧客へ開示する。顧客調査票への回答負荷を大幅に軽減するとともに、REACH規制で求められる問合せに対する45日以内での回答義務の履行はじめ情報開示の迅速化を支援する。

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