日本紙パルプ商事は4月23日、米国の子会社が紙・板紙などの売買を行うグールド社の株式51%を取得したと発表した。
グールド社は、米国や欧州などに拠点を持ち、印刷用紙、板紙を中心に世界規模の販売網を持つ独立系の大手紙商。
両グループは既存の商圏や顧客基盤に重複する部分が少なく、日本紙パルプ商事などアジアメーカーの製品を欧米市場へ投入する現地の販売基盤を持つことになる。
また、アジア製品の隙間を埋めるニッチ商品を欧米のサプライヤーから調達し、アジア市場への販売が可能になるため、株式取得を通じて提携することを決めた。取得株式43万2923株の取得予定価格は約7億円で、30日に取得する。