宝酒造は5月6日、フランスの日本食材輸入卸会社であるフーデックス社の発行済み株式の80%を4月30日付で取得したと発表した。
フーデックス社は、フランスで最大規模の日本食材輸入卸会社で、米、清酒、調味料などをホテル、レストラン、カフェなどに販売している。
フランスの日本食市場の拡大とスイス、イタリアなどの周辺国への進出で成長を続けている。宝酒造は、フーデックス社を通じて、松竹梅「白壁蔵」(生?純米)をはじめとする清酒のほか、全量芋焼酎「一刻者」などの焼酎、タカラみりんなどの調味料を販売している。
今回の株式取得は、欧州での酒類・調味料事業の拡大のために流通網の獲得を図りたい同社の考えと、成長のための事業パートナーを探していたフーデックス社との考えが一致したことによって実現した。