NTNは5月11日、tedrive社のブラジル子会社であるtedrive Brasilの資産を購入し、自動車需要が急増するブラジルにおいて等速ジョイント(CVJ)を製造、販売する新会社を設立すると発表した。
ブラジルにおいては、自動車需要の大幅な増加が期待されるなか、自動車の重要部品であるCVJの現地生産の重要性が高まっている。
tedrive Brasilは、1997年からブラジルでCVJとステアリングを製造?販売する企業。NTNはその内CVJ事業に関する資産を購入し新会社を設立する。土地、建物、設備、従業員など既存の資産を引き継ぐことで、新たに工場を設立するよりも早く現地生産を開始し、ブラジルにおけるCVJ事業の迅速な拡大を図る。
NTNは、CVJ事業の世界シェアNo.1に向け、世界で18番目となるCVJ生産拠点をブラジルに設立することにより、これまでの日本、米州、欧州、アジア、中国に加え、ブラジルを中心とする南米での製造?販売体制を整え、グローバルでの競争力を高めていく。
2010年6月に新会社を設立、2011年6月から量産を開始する予定で、5年後の2015年度には約70億円の売上高を目指す。