三井造船は6月16日、トヨフジ海運から船舶の運航モニタリングサービス「Fleet Monitor」搭載工事を受注し、このほど22隻の船舶に搭載を完了したと発表した。
開発した運航モニタリングサービス「Fleet Monitor」は、船舶上で航海・船舶機関データを自動収集し、定期的に同社の運営するインターネット上のポータルサイトにインマルサット経由で、データ転送するシステム。
陸上の運航管理会社・監督官の関係者は、インターネットを介して、船舶から転送された船舶の運航状況や船舶機関の運転状態のデータを、ほぼリアルタイムに閲覧することが可能となる。
このため、陸上から運航船の運航・操船状況の確認および状況に応じた適切な運航支援を行うことができ、顧客が推進しているCO2削減運航や安全・安心な運航の実現に寄与する。
また、船舶でも陸上と同様に各種データを閲覧でき、燃費計測表示機能を使用して、燃料消費量(CO2排出量)、外乱(気象・海象)情報をリアルタイムに確認可能とすることで、低燃費運航を支援する。