LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

NTTロジスコ/在庫管理ソリューションシステムのサービス開始

2010年06月22日/IT・機器

エヌ・ティ・ティ・ロジスコは6月より、在庫管理ソリューションシステムのサービス提供を開始した。

在庫管理ソリューションシステムは、NTTロジスコの今まで培ってきた在庫管理に関するノウハウを結集して構築した。予測エンジンとして日本ユニシスの「PSIシミュレーションテンプレート for MiningPro21」を使用している。

システムは、従来の物流オペレーションの領域を超え、新たな領域での付加価値ソリューションを提供するもので、「在庫管理サービス」「在庫診断サービス」の2つのサービスから構成している。

<在庫管理ソリューションシステムのイメージ>

在庫管理サービスにおいては、発注管理業務の精度向上を目的として、需要予測処理を各種パラメータを最適にして実行し将来の発注数等をユーザーへ提供する。6か月程度先までの発注量等を提供することにより、在庫の適正化を図り「過剰在庫圧縮」、「欠品削減」、「発注作業の効率化」等の効果が見込まれる。

在庫診断サービスでは、ユーザーから預かった実績データを元に、商品特性分析や在庫圧縮シミュレーションを行い、適正在庫、在庫削減効果、在庫に関する課題を定量的に把握して、在庫適正化を阻害している要因をユーザーに提供し、在庫圧縮の効果を実感してもらう。

2008年9月のリーマンショック以来、物流領域について厳しい経費削減が要求された。NTTロジスコは、顧客に在庫管理に関するアンケート調査を実施したところ、多くのユーザーから在庫問題を改善したいとの回答があった。とりわけ、「在庫削減」「適正在庫」「在庫保管面積削減」などの在庫管理ソリューションのニーズが高まっていると判断した。

こうした課題を解決するため、従来から提供していた「在庫管理サービス」「在庫診断サービス」の範囲、機能を大幅に拡充し、新たなサービスとして提供を開始する。新サービスの特徴は、実在庫を元に、従来は手作業で行っていた在庫予測を日本ユニシスのシミュレーションテンプレートの予測エンジンを使用することで、精度の高いシミュレーションを行い、その結果をユーザーに提供することだ。

システム利用料は、最低10万円/月(税抜)から。ユーザーの倉庫管理システムとのインターフェース連携費用は別途かかる。

今後は、シミュレーション結果の分析結果をユーザーへ提供する出力帳票の自動化ツール等を導入して、サービス向上を図る。2011年3月末サービス開始予定。将来的には、SaaSにも対応する予定だ。

■問い合わせ
エヌ・ティ・ティ・ロジスコ 
業務部
TEL03-5532-0819
企画総務部企画担当
TEL03-5532-0831
http://www.ntt-logisco.co.jp/

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース