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環境省/サプライチェーンの温室効果ガス排出量算定方法、来春まとめる

2010年07月26日/国際

環境省は7月26日、サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量算定方法検討会(第1回)を開催し、企業の原料調達・物流・製造・使用・廃棄などサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量の算定方法について来春3月までにまとめる。

<1回目の委員会>
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第1回では、企業の温室効果ガス排出量の算出方法として国際的なガイドラインであるGHGプロトコルを紹介し、その中でサプライチェーン全体の排出量を算定するためのScope3が開発を進められており、その内容を説明した。

日本では、いち早く特定事業者による事業所、荷主としての輸送における排出ガス量の報告制度が行なわれており、サプライチェーンでの調達、販売における排出ガスなどの算出を行なう素地はできてはいるものの、対象範囲をどこまでにするか、算定方法なども課題が多いものとみている。

検討会では分科会での詳細な検討も含めて、国際的なガイドラインに沿いながら、独自に提案できるような方法が生み出されるかなども協議していく計画だ。

なお、サプライチェーン排出量算定における算定対象カテゴリー案は下記の項目を参照。
(※表をクリックすると拡大します)

委員
稲葉敦/工学院大学 環境エネルギー化学科 教授
岩尾康史/トーマツ審査評価機構 マーケティング部長
梅田靖/大阪大学大学院 工学研究科機械工学専攻 教授
南齋規介/独立行政法人国立環境研究所
     循環型社会・廃棄物研究センター 主任研究員
藤倉まなみ/桜美林大学 リベラルアーツ学群 教授
本藤祐樹/横浜国立大学大学院 環境情報研究院 准教授
増井忠幸/東京都市大学 環境情報学部学部長
森口祐一/独立行政法人国立環境研究所
     循環型社会・廃棄物研究センター長
森澤みちよ/CDP日本事務局 ディレクター
吉田好邦/東京大学大学院 新領域創成科学研究科 准教授

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