安田倉庫が8月5日に発表した2011年3月期第1四半期業績によると、売上高82億3800万円(前年同期比3.7%増)、営業利益6億300万円(5.7%減)、経常利益5億9200万円(3.7%減)、当期利益1億9700万円(47.2%減)となった。
物流事業での減益が響き、営業利益は3600万円減で、当期利益は、資産除去債務に関する会計基準の適用にともなう影響額や投資有価証券評価損等によって特別損失が1億8800万円増加したことから、前年同期比1億7600万円減だった。
物流事業の売上高は2億7900万円増(4.2%増)の68億9100万円、セグメント利益(営業利益)は3200万円減(5.4%減)の5億6600万円となった。輸出入取扱の増加や倉庫における荷動きの回復により国際貨物取扱料や陸運料を中心に増収。保管残高の伸び悩み等から保管料・物流賃貸料が減少した結果、減益となった。
通期の業績は、売上高330億円、営業利益26億5000万円、経常利益25億円、当期利益14億5000万円の見通し。