ゼロは8月6日、香港に合弁会社を設立すると発表した。
新会社は、八菱有限公司で、事業内容は中古車の販売・配給、自動車の査定、自動車のメンテナンス他付随事業。2004年8月にゼロが北京に設立した輸送合弁会社「陸友物流（北京）有限公司」のインフラ機能を最大限活用する。
タンチョンインターナショナルグループとの合弁事業で、ゼロは51％を出資する。
タンチョンインターナショナルグループは、本拠地をシンガポールに置き、同国内はもとより中国各地に営業拠点を展開する自動車の製造・販売グループ企業。同グループはゼロが株式上場を果たす以前からの戦略的パートナーであり、代表であるTanEngSoon氏は同社の社外取締役にも就任している。
タンチョンインターナショナルグループの中国における豊富なビジネス経験や人的ネットワークをベースに、同グループの自動車販売のノウハウとゼログループが日本国内で培った自動車関連事業（自動車の輸送、整備や中古車オークション運営など）のノウハウが融合する。中国国内で自動車関連事業を展開する大きなアドバンテージとなると2社は見ている。
2009年の販売台数が1360万台を超え世界一となった新車市場に比べ、中国国内における中古車の販売台数は同じ年で410万台と黎明期にある市場であるため、今後の拡大が期待できる。
