丸紅は8月16日、日本信号とともに、トルコ国鉄からイズミール近郊線信号設備を受注したと発表した。
日本信号の生産拠点は埼玉県久喜市にあり、横浜港から船積みされる。
今回受注した案件は、トルコ国鉄が実施母体となるプロジェクトであり、Alsancak駅からCumaovasi駅を結ぶ全長21.3Kmの南線と、Basmane駅からAliaga駅を結ぶ全長57.3Kmの北線に分けられているもの。南線をPhase1として2010年末に完工し、北線をPhase2として2011年5月末完工を予定している。
現在、イズミール市では踏切による渋滞緩和に向け立体交差化が進んでおり、市内の道路渋滞の解消、空港最寄駅からの利用客増加、列車運行本数の増加が期待されている。
丸紅は1995年にも日本信号と同件の対象線区であるイズミールに信号設備を納入しており、実績が認められ今回受注した。
