ジャパン・トゥエンティワンは8月23日、イスラエルPowerID社のRFIDタグの新製品、金属対応タグの販売を開始すると発表した。
新製品の主なターゲットはコンテナやパレットの管理や、工場や作業現場内での機材、備品の管理。とくにパッシブタグでは読み取り距離や精度の問題があり、アクティブタグでは高すぎるため実現できないという環境を想定している。
これまでのPowerIDタグの弱点であった電池の寿命を2倍の5年に延ばしている。RFIDの苦手とする金属に直接接触させた状態でもセミパッシブタグの特徴である強い電波を返すことができ、長距離での読み取りを可能にする。
また、野外や雨天などの過酷な環境でも使用できるようにIP67対応となっている。EPC Gen2に準拠したリーダー・アンテナにて使用でき、リーダとアンテナの組み合わせによっては30mを越える読取距離を実現できる。
PowerID社は、イスラエルのPowerPaper社のスピンアウト企業。PowerPaper社の特許技術である紙にプリントした電池を応用して、UHF帯で電池付きのRFIDタグ(セミパッシブ方式)を開発し、世界販売している。PowerID社の開発するセミパッシブタグは、パッシブタグでは到達距離が足りない、同時読取の精度が低い、アクティブタグでは価格が高すぎるといったニーズに対応する。
同時にタグのサンプルを同社の運営するイスラエル21サイトで販売する。
http://www.israel21.jp/PowerID/powerid_tag.html
問い合わせ
ジャパン・トゥエンティワン
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担当:佐藤
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power-id@japan21.co.jp