センコー9月1日、大阪市の舞洲地区(此花区北港)に「舞洲PDセンター」を開設したと発表した。
舞洲地区は、大阪市内中心部や尼崎、神戸方面へのアクセスが良いことに加え、昨年8月に夢咲トンネル(夢洲-咲洲)が開通したことにより、堺など泉南方面への配送時間が大幅に短縮され、関西地区全体の配送に優位な地区となっている。
<舞洲PDセンター>
センコーは舞洲PDセンターを稼働させ、関西全域をカバーする物流センターとして、保管、配送サービスを提供するとともに、大阪湾岸での配送ネットワークを充実させる考えだ。立地特性を活かして、船舶を利用したモーダルシフト対応や、輸出入商品向けの物流拠点として、事業拡大を図っていく。
舞洲PDセンターは、延床面積6万3922㎡で、同社の関西地区で最大の規模となる。屋内スロープで直接3階にアクセスすることが可能で、1階と3階に合わせて54台分のトラックバースを設け、スムーズな入出荷作業を実現した。
庫内には荷物用エレベータ2台と14基の垂直搬送機を備え、作業を円滑に行えるように設計。外壁には断熱サンドイッチパネルを採用することで快適な庫内環境を確保した。
舞洲PDセンターの開設にあたり、拠点を集約した顧客の横持ちや輸送距離の削減により、グリーン物流パートナーシップ普及事業の認定をことし4月に取得し、環境負荷低減に貢献している。
舞洲PDセンターはプロロジスが建設した「プロロジスパーク舞洲Ⅳ」を賃借するもの。
名称:舞洲PDセンター
所在地: 大阪府大阪市此花区北港白津1丁目4番地53号
敷地面積:1万9559㎡
建物構造:RC+S造 、地上5階建て
延床面積:6万3922㎡(倉庫棟 5万3229㎡、事務所 1931㎡、バース・スロープ・他 8762㎡)
設備:1F、3Fにトラックバース(合計54台分)、屋内型スロープで3Fトラックバースへ直接アクセス可能
垂直搬送機14基、貨物エレベータ2基、乗用エレベータ5基、ドッグレベラー6基