国土交通省は9月6日、コンテナクレーンなどの荷役機械について「港湾の施設の技術上の基準を定める省令」、「港湾の施設の技術上の基準の細目を定める告示」、「技術基準対象施設の維持に関し必要な事項を定める告示」に所要の規定を盛り込み、9月6日に公布・施行した。
ことし1月21日に御前崎港で発生した風によるコンテナクレーンの逸走事故を受けたもので、クレーンの風に対する安全対策を検討した結果、コンテナクレーンなど、船舶との荷役の用に供する荷役機械も、係留施設と同様に港湾の技術上の基準において、要求性能と性能規定を追加した。
改正の内容は、船舶との荷役の用に供する荷役機械について、自重、レベル1地震動、載荷重と風の作用に関する所要の要求性能を追加した。
また、船舶との荷役の用に供する荷役機械について、風による逸走防止に関する性能規定を追加している。
さらに、移動を伴う当該施設について、風による逸走防止に関する対策について規定を追加した。
