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日立粉末冶金/インドネシアの生産会社設立に13億円投資

2010年09月16日/物流施設

日立化成工業の全額出資子会社である日立粉末冶金は9月16日、インドネシア・ジャカルタ近郊のスルヤチプタ工業団地内に約13億円を投資して生産会社を設立すると発表した。

新会社は、「PT.Hitachi Powdered Metals Indonesia(HPMI)」。2012年4月に製造を開始する。四輪・二輪車市場の急激な伸びに合わせ拡大する粉末冶金製品の需要を取り込み、2015年度には、インドネシアでの四輪・二輪車用粉末冶金製品のシェア40%以上を目指す。

インドネシアでは、四輪・二輪車市場の急激な伸びが予想されており、今後5年間で約2倍に拡大する見込みだ。日立粉末は、同国向けにタイ(TSP)とシンガポール(HPMS)のグループ会社から粉末冶金製品を供給しており、現地には粉末冶金メーカーが存在せず、粉末冶金製品は輸入に頼っている。

物流の簡素化による早期納入体制の確立や、ユーザーの製品に対する要望への迅速な対応を図るため、現地生産化に対する要望があった。

日立粉末は、バルブガイドや、スプロケットなどのエンジン部品や軸受、補機部品を中心に四輪、二輪車のユーザーの世界展開に対応して、北米、中国、タイ、シンガポールに製造拠点を構築してきた。

今回のHPMIの設立を機に、従来インドネシアに製品を供給していたTSPは、インド、タイなどの需要拡大に対応する。HPMSは、小型精密部品の需要拡大に対応するために経営資源を集中し、アセアン地区での売上拡大を目指す。

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