マキタは9月24日、ポルトガル現地販売子会社の機能を強化し、10月1日から本格的に業務を開始すると発表した。
ポルトガルにおける製品供給やアフターサービス体制の充実を図るのが目的。これまでは販売機能だけだった現地法人について、他国の現地法人と同様に物流体制を整える。
倉庫を設けるほか、商品の展示室なども設置する。現地法人は電動工具やエア工具、エンジン製品・部品の販売などを行う。
マキタグループは、世界40か国以上に約50社の海外子会社・支店を有している。欧州においては24か国に子会社・支店を構え、主要国をほぼ網羅する営業拠点を整備し、地域に根差した販売・アフターサービス体制を展開している。ポルトガルでは2003年6月に販売子会社を設立し、現地セールスマンが営業活動を行っていた。
ポルトガルの経済状況は好転していないが、同社グループはビジネスチャンスと捉え、地域に密着し市場を開拓するため、同社拠点をリスボン市に構え、他の現地法人同様の物流体制を整える考えだ。
