NTNは10月12日、中国の洛陽LYC軸承(洛陽LYC)との間で、中国における自動車用軸受の製造・販売を行う合弁会社設立に向けて中国洛陽市にて合弁契約を結んだと発表した。量産開始は2012年10月の予定だ。
NTNは今回の合弁事業も含め、2015年には中国での売上高1000億円を目指す。2011年2月に合弁会社を設立後、工場建設に着工する。
NTN は、中期経営計画の重点課題のひとつとして、新興国での販売・生産体制の強化を加速している。中国市場においては、世界№1シェアのハブベアリングをはじめ、高度な技術と品質を有する各種自動車向け商品、産業機械向け商品の事業拡大を進めている。
洛陽LYCは中国トップクラスの軸受メーカーで、中国国内において高い認知度と広範な販売・調達ネットワークを有し、自動車市場における販売拡大を目指している。
2社は、第2世代・第3世代ハブベアリングとニードルベアリングの製造・販売合弁契約を締結したことによって、NTNの品質・技術と洛陽LYC の現地調達力を融合し、中国自動車市場での販売拡大を目指す。