古河電気工業は10月12日、中国AX社との間で、古河が100%株式を保有するFMW社をAX社60%、古河40%持分保有による合弁企業とすることで合意したと発表した。
合弁化による原材料調達力強化と現地工場経営に関するノウハウの活用により、コスト競争力を高めたい考えだ。中国国内では伸銅品製造・販売の大手メーカーであり、上海証券取引所に上場しているAX社の営業力により、ボリュームゾーンである中国ローカルユーザーへの販売を強化していく。
合弁会社の設立は、2010年11~12月となる見通し。
古河電工は、中国ほかBRICs諸国へのリードフレーム、コネクターなどの電子部品の事業展開が加速されるなか、銅条事業の海外戦略を検討してきた。