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GLプロパティーズ・リミテッド/シンガポールで上場

2010年10月21日/物流施設

GLプロパティーズ・リミテッドは10月18日、シンガポール証券取引所において株式を公開し上場を果たした。

その日本法人であるGLプロパティーズは株式公開と今後の市場戦略について10月21日、東京で記者発表を行った。

三木真人社長は、株式上場について、「調達金額は2439億円で、不動産会社の新規公開での調達額としては過去最高規模になった。このうち、約996億円を日本並びに中国の物件に投資し、残りを借入金などの返済に充てる予定だ」と語った。

さらに株式上場をシンガポール市場にした理由を「アジアの中心に位置し、機関投資家も多く、上場までにかかる期間も短い。また、共通言語が英語ということも大きかった」と話す。

東京市場では上場までに2年近くかかると言われており、約半年という短期間で上場を実現した。

現在、GLプロパティーズの物件は日本市場で7の主要都市で280万㎡の総床面積、中国では18の主要都市で340万㎡の総床面積が稼働中。中国市場ではすでに土地を所有し建設中の物件を含めると1120万㎡となる。

調達額の分配についてはおのずと中国市場が中心になるものと予想されるが、日本市場でもより先進的物流施設構築に力を注いでいくとしている。

<中国の市場について説明する三木社長>

日本市場の安定性と中国市場の成長性を車の両輪とする方針だ。また、具体策はまだとしながらも、ベトナム市場やインド市場についても検討中としている。

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