ニチレイフーズは10月26日、チキン加工品事業強化のためタイ王国に2工場を新・増設したと発表した。
タイのスラポンニチレイ食品カビンブリ工場の増設と、GFPTニチレイ設立に伴う工場の新設を行った。
同社では国産・輸入を合わせると冷凍されたチキン加熱加工品で約30%の日本国内シェアがあるが、タイでの新たな2工場の稼動により、品質・価格・物流ともに安定した供給体制を構築し、業界内での圧倒的なポジションの確立を目指す。
カビンブリ第2工場は15億円の設備投資を行い、日産24トンの生産能力を確保する。GFPTニチレイ(タイ)は、66億円を投資する。
カビンブリ第2工場の概要
工場所在地:タイ王国プラチンブリ県
敷地面積:17,600㎡
延床面積:9,990㎡
生産設備:2ライン(ダブルフライライン、フライ+オーブンライン各1ライン)
GFPTニチレイ(タイ)の概要
本社所在地:タイ王国チョンブリ県
資本金11億7000万バーツ(ニチレイフーズ51%、GFPT49%)
従業員数(予定):3,000人
敷地面積:232,000㎡
延床面積:生鶏処理場(スローターハウス)17,600㎡、加熱加工場23,000㎡
生産設備:フライ+オーブンが2ライン(別途3ライン増設余地有り)
生産能力(予定):処理羽数10~13万羽/日、加熱加工日産64トン