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ニチレイフーズ、テンアップファーム/千葉県に複合型青果物流通拠点センター整備

2008年12月04日/物流施設

ニチレイフーズは12月2日、農業生産法人のテンアップファームと提携して設立したベジポート有限責任事業組合(ベジポートLLP)が、青果の集出荷や貯蔵、加工が可能な複合型の「青果物流通拠点センター」を千葉県旭市に整備し、2009年4月から稼働すると発表した。

ベジポートLLPは2007年10月に設立し、にんじん、トマト、ほうれん草を取り扱う青果物流通拠点センターを建設するもので、年間取り扱い数量として2240トンを見込んでおり、2009月4月からの営業開始を目指す。

<完成予想図>
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ベジポートLLPでは産地や小売間でのピストン輸送を可能にする「通いコンテナ」に対応した集出荷システムの整備を行い、生鮮野菜を量販店や青果店、外食、メーカー、ニチレイフーズの各食品工場向けに直接販売していく。

これに伴い、農業生産や青果物の流通に関わる農家の労働時間と資材コストの低減を図り、すべての生産物を取り扱うことができる加工施設を整備し、農業生産物の利用率を増大していく。

また、消費者に使いやすい野菜をつくるための新たな栽培管理手法を確立するとともに、農業生産のHACCPとも言えるGAPに対応した生産管理と契約栽培の普及活動を行う。

完全循環のゼロエミッション(廃棄物ゼロ)の実現に向け、環境配慮型「3R(Reduce Reuse Recycle)の農業」を目指していく。

青果物流通拠点センターの概要
名称:ベジポート旭センター
所在地:千葉県旭市鎌数「あさひ新産業パーク」内
敷地面積:1万2000㎡
延床面積:3167.78㎡
取扱予定品目:にんじん、トマト、ほうれん草
年間取扱予定数量:2240トン(作付面積約53ha)

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