NECは11月29日、通信機器の生産体制強化のためNECワイヤレスネットワークス、東北日本電気、NECアンテンを2011年4月1日で統合すると発表した。
新会社は、NECワイヤレスネットワークスを母体に統合し、NECワイヤレスネットワークスをマザー工場と位置づけ、NEC東北を一関工場、NECアンテンを那須塩原工場とし、生産技術の標準化やものづくりのノウハウの共有化を図る。
なお、一関工場は、コアネットワーク製品などの大型システム製品の高密度実装や組立・検査、那須工場では、アンテナ製品の設計・生産など、マザー工場機能の一部を分担する。
今回の統合は、通信機器の生産拠点に分散配置されていた技術と人材を結集することにより、生産技術力やSCMの強化を図り、グローバル競争に対応できる生産体制の構築を目指したもの。