マレーシアのRFIDソリューション企業のFECインターナショナルは12月1日、RFID技術を利用したタイヤ管理システムを正式販売する。
タイヤ管理システム「e-TyreManager」は、RFID技術を利用することで、これまでの煩雑な作業を経ることなく、簡単にタイヤのライフサイクル管理を実現する。
システム構成は、RFIDパッチタグと専用のタイヤプローブ、RFIDハンドヘルド、専用ソフトウェアで構成。
RFIDパッチタグはタイヤを車両に装着したままでRFIDタグのID情報を取得。パッシブタグなのでバッテリー不要で電池交
換などの作業も必要ない。
専用タイヤプローブは、タイヤの溝と空気圧の測定を行うことができ、取得した測定データをBluetooth通信でPDAなどの端末へ自動転送する。建設車両用タイヤとなるOTRタイヤ(Off-The-Road)を測定できるタイプも用意している。
RFIDハンドヘルドは、RFIDタグとタイヤプローブを無線通信できる機能を搭載しており、専用ソフトウェアにて個々のタイヤの測定データを記録できる。
タイヤ検査ではハンドヘルドへ蓄積された情報は、ホスト端末と同期し、簡単にデータベース化できる。顧客がデータベース情報から報告書や分析データの出力を行い、タイヤの磨耗状況やタイヤに掛かったコスト、走行性能などの情報も容易に把握できる。
なお、同システムはタイヤ検査のみならず、保守・修理履歴、廃棄情報などのトータルライフを一括管理することが可能となっている。
詳細な内容は下記URLを参照。
http://www.fecinc.com.my/thecompany/news_01122010_pr_j.htm