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双日/ロシア材合板用ベニヤ製品を日本市場に安定供給

2010年12月09日/物流施設

双日は12月9日、ロシア極東最大の木材加工工場(ハバロフスク州アムールスク市)で製造される年30万立方メートル(約100億円規模)のロシア材合板用単板(ベニヤ)製品を2012年から日本市場に供給すると発表した。

双日は、ロシアの木材グループRFPGが計画しているベニヤ製造ライン設備を、木材加工機械製作の大手である橋本電機工業と共同で受注した(受注金額約50億円)。

また、日本最大の合板製造企業であるセイホクの技術支援を受けて、加工工場にて製造されるロシア材ベニヤ製品を、日本市場に販売するもので、ハバロフスク州は、合板用として使用されるロシア産カラ松材の宝庫で、同州でのべニア製造販売は初めて。

今回、ロシア極東の20%に相当する森林(約640万ヘクタール)を保有するRFPG社とベニヤ製品販売において提携することで、双日は年間50万立方メートルのロシア産カラ松丸太を投入、加工することにより、年間30万立方メートルのべニア製品を、日本市場に安定的に供給することが可能になる。

ロシア政府は、木材の加工化を積極的に推進しているため、双日では今後、同工場における製材の加工、MDF(中質繊維板とパルプ事業への参画も検討している。

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