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日立/中国・長春に鉄道車両用電気品の新工場設立

2010年12月14日/物流施設

日立製作所は12月14日、中国吉林省長春市に鉄道車両用電気品の新工場を設立することを決定したと発表した。

今後、日立、日立中国、永済新時速電機電器は、合弁会社の日立永済電気設備(西安)(以下:HYEE)に対して、計2500万US$相当(約21億円)の増資を行い、HYEEの子会社として新工場を設立する。

新工場では、中国北車集団傘下の長春軌道客車の高速車両専用工場の隣接地に約12万6000m2の敷地を確保し、2012年春から操業を開始する予定。当初は50台/月の生産能力で、高速車両向け電気品(主変換装置、補助電源装置)を中心に製造を開始し、今後、拡大する需要を見ながら順次生産品目と生産能力を拡大していく、としている。

また、HYEEの生産能力を、2011年春を目処に現在の50台/月から80台/月に拡大させ、2012年春には新工場とHYEEを合わせ、中国の鉄道車両用電気品分野において130台/月の生産体制を確立させる計画。

現在、中国市場は、2020年までに旅客専用線1万8000kmの建設、地下鉄などの都市内交通網の整備、都市間を結ぶ鉄道網の整備が多数計画されており、それに伴う鉄道車両需要が急拡大している。

■新工場の概要
会社名:日立永済電気設備(長春)有限公司 (仮称)
所在地:中国吉林省長春市長春緑園経済開発区内
設立:2012年2月(予定)
資本金:1億元 (約12.5億円)
出資比率:日立永済電気設備(西安)有限公司 100%
事業内容(当初):鉄道車両用主変換装置、主制御装置、補助電源装置の製造、試験、販売、アフターサービス

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