トピー工業は5月24日、自動車・産業機械部品事業において、中国における建設機械部品の製造拠点である青島トピー機械有限公司に約6億円を投資し、履帯の構成部品であるリンク、ブッシュの加工ラインや履帯の組立ラインの能力増強を行うと発表した。
青島トピーは、中国市場の旺盛な需要に応えるため、リンク加工能力を300％、ブッシュ加工能力を40％、履帯組立能力を50％それぞれ増強する。
夏から順次稼動し、2011年1月には、今回増強する全設備の稼働開始を目標としている。
中国市場は、経済成長を背景に建設需要、道路整備などのインフラ整備を進めるなか、油圧ショベル需要の成長を維持し、中長期的にも成長が期待できるとトビー工業は見ている。
トピー工業は、2002年に中国における建設機械の足回り部品である履帯の製造・販売の拠点として、青島トピー山推機械有限公司を設立し、日系建設機械メーカーを中心に営業展開してきた。また、2008年には、出資比率を引き上げ、グループの中国における建設機械部品事業の基盤を強化した。
