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レナウン/物流子会社の物流事業を1億円で譲渡、完全外注化

2010年12月21日/SCM・経営

レナウンは12月21日、連結子会社であるREDUロジスティクスの物流事業をOPAL(仮称)へ1億円で事業譲渡を決めた。

譲渡事業の内容は、REDUロジスティクスが運営するグループ各社のアパレル製品の物流業務で、事業対象事業の売上高は35億2300万円、営業損失9億9200万円、経常損失4億6900万円。

譲渡する資産は流動資産と固定資産の合計が10億円だが譲渡価格は1億円で、2011年2月下旬に譲渡する。

REDUロジスティクスは2004年に設立し、百貨店などの取引先に対し、グループのアパレル製品を供給するために必要となる物流業務を行なっている。

レナウンでは、アパレル業界における厳しい経営環境に「更なる事業構造改革」として、「売上規模に応じた最適な物流コストの実現」に向け、従来からのグループ内物流から物流業務の完全外注化に切り替える方針を固めたもの。

OPAL(仮称)は、MIT Corporate Advisory Services(以下:MIT)により運営されるファンドが設立する予定の会社。

レナウンでは、MITが物流関連企業への投資と物流改革の実績を有し、MITが提供する物流サービス・ノウハウは極めて高度で、十分グループの物流業務を担うことが可能なことから、「グループの物流改革を推し進めていくうえで、信頼できる真のパートナーとなり得ると判断した」としている。

さらに、事業譲渡によって「グループに係る物流業務の改善と効率化に大きな成果を与えてくれるものと確信している」という。

なお、事業譲渡に伴う特別損失が連結で約10億円発生する見込みで、2011年2月期決算にて計上する予定。

事業譲渡先の概要
名称:(株)OPAL(仮称)
所在地:東京都渋谷区渋谷2-15-1渋谷クロスタワー14階
代表者:代表取締役社長松本章
事業内容:アパレル製品に係る物流事業
資本金:5000万円
設立年月:2011年2月(予定)
大株主:MITが運営するファンド100%(予定)

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