日本郵船(株)の関係会社NYKグローバルバルク(株)は、関西電力(株)とカナダから輸入する木質ペレットの長期輸送契約を締結した。
2008年から5年間、年間約6万トンの木質ペレットをカナダ西部のプリンスルパート港から関西電力舞鶴発電所に輸送する。
同発電所は、バイオマス燃料の木質ペレットを石炭に混ぜて燃焼させることで、発電に伴う二酸化炭素の年間排出量をCO2換算で約9.2万トン削減する計画を進めており、NYKグローバルバルクが同発電所向けにハンディ型バルカー(2~3万トン型ばら積船)を用い、年7-8航海で木質ペレットを輸送する。
木質ペレットの長期輸送契約は国内初で、ほかのバイオマス燃料とともに将来、輸送需要の増加が期待されている。