(株)デンソーは7月24日、ドイツのロバート・ボッシュ社とともに、ポーランド・ヴロツワフ市にディーゼル排出ガス浄化フィルタ(DPF)の開発、生産を行う合弁会社を設立したと発表した。
新会社の社名は「Advanced Diesel Particulate Filters Sp.zo.o」で、資本金3100万ポーランドズロチ(約13億円)を両社が50%ずつ出資した。
新会社は、デンソー本社内に支店を設置し、日本で開発、生産準備を進め、2009年に高効率でコストパフォーマンスに優れるコージェライト製DPFをポーランドで生産開始する。新会社で生産されたDPFは、デンソーとロバート・ボッシュ社で販売する。
デンソーとロバート・ボッシュ社は、欧州の次期排出ガス規制「ユーロ5」の施行により、新しく販売されるディーゼル車にDPFが標準装備され、DPFの市場が拡大すると予測している。