新和海運(株)の4-6月期業績は、売上高303億2800万円(前年同四半期比20.5%増)、営業利益60億4800万円(2.8倍)、経常利益62億300万円(3倍)、四半期利益62億1300万円(5.1倍)となった。
外航海運業では、鉄鋼原料など海上輸送の需要増を背景に、ドライバルク市況が前年同期を大きく上回る水準で推移。支配船腹の効率配船などを積み重ねた結果、特にハンディ型撒積船を主力船型とする分野で好市況を大きく享受できた。
大型船型を中心とした中長期契約による安定収益の増加、円安効果もあり、前年同期比では大きく増収増益となった。
内航海運業は、主要荷主である鉄鋼メーカーが引き続き好調で輸送需要も高水準で推移し、用船料や燃料油価格の高騰などコスト増要因を吸収。鋼材、一般貨物輸送、タンカー輸送ともに前年同期比で増収増益となった。