日野自動車(株)は、このたび、2004年度から2006年度までの3ヵ年を対象とした中期経営計画「04中計」を策定した。
「04中計」は事業構造の基本的な考え方として、基本事業を「日野ブランド事業」と「トヨタ事業」の二つに大きく分けている。
「日野ブランド事業」は「日本事業」「海外事業」「PE事業」に細分化し、「日本事業」ではお客様の生涯コストの低減と荷主様の拡大につながる商品・サービスの提案と実践、「海外事業」ではアジアで国産化拡大による低コストの実現、北米で販売サービス体制の刷新による1万台体制の早期確立、また中国では本格的事業展開を推進、さらに「PE事業」では業界トップ水準の排ガス技術を基本に、車載・建設機械向けビジネスの拡大を推進して行く。これらの事業展開により日野ブランドの確立を目指す。
「トヨタ事業」はトヨタフレーム付き車両の開発から生産を担い、グローバルシャシーサプライヤーに向けた体制の実現を打ち出す。
日野は市場環境の変化にきめ細かく対応するため、3ヵ年の中期経営計画を毎年見直すローリング方式を02年度より採用する。