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松下電器産業/カーマルチメディア事業拠点集約

2004年06月02日/未分類

松下電器産業(株)パナソニックオートモーティブシステムズ社は、国内の電装品生産拠点(花巻)をカーマルチメディア製品(カーナビゲーション・カーオーディオ)生産拠点(松本)に集結する。

国内生産拠点は、今後予想されるカーエレクトロニクス製品の高度なシステム化に対応すべく、これまでのカーナビゲーション・カーオーディオ・電装品などの単体生産から、より高付加価値なシステム製品の生産へと進化させ、更なるものづくり力向上とまねのできない「ブラックボックス」ものづくりを実現していく。

今回の取り組みにより、ものづくりの国内競争力強化を図ると同時にグローバル4極補完体制(日本・米州・欧州・アジア)を構築することで、カーマルチメディア事業の成長性確保を目指す。

ものづくりのグローバル4極補完体制の構築について
2010年までのグローバル車両生産台数(当社予測)は、中国では年率9%と大きな成長が期待できるものの、グローバル全体では年率1.9%とほぼ横ばいの厳しい状況が予想される。

また、カーメーカーの積極的なグローバル展開が急速に進む中、国内生産拠点と海外生産拠点の高効率経営を推進し、製品・品質・コスト・スピードでお客様の要望に応えるグローバル規模でのものづくり対応力が求められている。

この様なグローバル競争に生き残る為には更なる体質強化が急務であり、先手を打った経営改革・構造改革に取り組み、ものづくりのグローバル4極補完体制を早急に構築していく必要がある。

ものづくりのグローバル4極補完体制構築を目指し、国内生産拠点は国内生産拠点(松本)を世界のマザー工場と位置づけ、品質・生産性のグローバル高位平準化の発信拠点とする。

カーAV・カーナビゲーション・ETC・カメラ応用製品など、顧客のニーズがこれまでの単体製品からシステム製品へと変化しつつある現在、今後より高付加価値なものづくりに対応できる製造力をつけるために、これまでの商品別生産体制(花巻:電装品、松本:カーマルチメディア)を一本化し、国内生産拠点を松本地区に集結する。

普及価格帯カーオーディオやデッキ製造は海外生産拠点に大きくシフトする。

実施は、2004年10月~2005年5月の期間で段階的に行い、花巻地区の従業員は、松本地区への異動を基本とする。

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