SAS Institute Japanは9月30日、企業の戦略的インテリジェンス基盤を強化するSAS9.2を日本で販売を開始すると発表した。
SAS9は、データの統合から蓄積、高度な予測的分析、可視化と共有化までのエンド・トゥ・エンドのプロセスを提供する戦略的インテリジェンス基盤で、今回のSAS9.2では、先進のメタデータ・アーキテクチャを装備したSAS9シリーズの優位性をそのままに、主にデータ統合機能、分析機能、セキュリティ機能を強化し、生産性と操作性、管理運用性を向上させている。
SAS9.2は、将来予測モデルと最適化のための新しいアルゴリズムと手法によって、より多くの手段でデータを分析する力を顧客に提供できる。
これにより、分析モデルの精度向上、可視化されたクエリとインタラクティブなグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)を使った複雑なデータを探索し、膨大で煩雑なデータからより速く価値を導き出すことができる。
また、ユーザーの役割に応じたインターフェイスを用意しており、ユーザー自身による情報活用を促進できるようにもなっている。
ビジネス・プロセスに分析を組み込み、分析結果や分析プロセスの共有化を図ることで、容易にビジネスの生産性とパフォーマンスを向上させることができる。
さらに、データ品質向上機能の拡張により、エンタープライズワイドな企業のデータ統合を支援するようにもなっている。
ユーザーはデータ品質向上機能のコンポーネントを容易に構築・再利用できるほか、効率的にデータをモニターし、品質の維持を行うことができる。
ユーザー・インターフェイスやデバック機能を強化することにより、開発生産性を大幅に向上したことも特徴だ。
このほか、ウィザードを使用したインターフェイスのほか、システム管理と変更管理、セキュリティに対応する標準技術を採用し、IT部門が直面する多様な要望に対応できるように拡張した。